令和 6年11月29日
保険医療機関や保険薬局(以下「医療機関等」といいます)にかかったときの医療費(私学事業団負担分)は、加入者の皆様が納める掛金で賄われています。マイナ保険証等は正しく使用し、医療機関等の適正な受診を心がけましょう。
退職したとき、任意継続をやめたとき、被扶養者でなくなったときは、資格確認書を必ず返却しましょう。
(注釈)
マイナ保険証等とは、健康保険証利用登録を行なったマイナンバーカード・資格確認書のことです。
仕事中の傷病は「業務災害(労災)」、通勤・退勤途中傷病は「通勤災害(通災)」となり、これらの災害に起因する傷病の場合、療養の給付等は労働者災害補償保険から受けることになります。
勤務先を通して必ず労働基準監督署に相談し、所定の手続きを行なってください。
「業務上の傷病」で加入者証等を使用した場合は、私学事業団負担分の医療費(7割から9割)を返還していただくこととなります。
急病等やむを得ない場合を除いては、できるだけ昼間の診療時間内に受診するようにしましょう。特に「昼間は仕事があるから、あえて夜間に受診」「待ち時間が短いから夜間に受診」などの理由で時間外受診をする人が増えています。
休日や夜間に開いている救急病院は、緊急性の高い患者さんを受け入れるためのものです。このままでは、緊急を要する重症の患者さんへの対応が遅れたり、本当に必要なときに救急病院を受診できなくなったりする場合もあります。緊急やむを得ない場合以外は、診療時間内の受診を心がけましょう。
また、時間外・深夜・休日の診療は、時間外加算等が上乗せされるため医療費が高くなります。
医療機関等の適正な受診についてご理解・ご協力をお願いします。
日常的な診療や健康管理等を行ってくれる身近な医師を「かかりつけ医」と呼びます。かかりつけ医は、自分や家族の病歴など把握している医師です。身体の調子が悪いときに、気軽に相談できます。信頼できる医師が身近にいれば、安心して診療を受けることができます。
風邪などの日常的な病気のときには、近所のかかりつけ医を受診し、高度な治療や精密検査が必要な場合は、かかりつけ医に適切な病院を紹介してもらい受診しましょう。かかりつけ医の診療情報を持参して診療するとスムーズに受診することができます。
はしご受診・重複受診とは、同じ病気でいくつもの病院・診療所を渡り歩くことをいいます。同じ病気で複数の病院を受診することは控えましょう。
病院を紹介なく変更すると、その都度初診料がかかり医療費の無駄が発生してしまうだけでなく、病院を変えると、検査・処置・注射・薬などを最初からやり直すことになったり、重複して検査をしたり、同じ薬を処方されることによりかえって身体に悪影響を与えてしまう心配もあります。今受けている治療に不安などあるときは、そのことをかかりつけ医に伝えて話し合ってみましょう。
医療費の節約方法で最も効果的なのは、病気を予防することです。病気を早期発見・早期治療することで、医療費を抑えることができます。
自覚症状が出てから病院を受診しても病気が進行している場合が多いので、早期発見のためには毎年定期的に健康診断を受けて身体の変化に気付くことが大切です。
業務部 短期給付課
電話:03-3813-5321(代表)