令和 6年01月24日
人間ドックの受診日において、満35歳以上の加入者(任意継続加入者を含みます)、被扶養者及び75歳以上の教職員(注釈1)が自己の健康管理に役立てるため自己負担により、人間ドックを利用した場合、年度1回に限り費用の一部を補助します。ただし私学事業団が指定する検査項目をすべて受診した場合に限ります。
(注釈1)
後期高齢者医療制度の適用を受けることにより、私学共済制度の短期給付の適用を受けなくなった人で、引き続き勤務されている教職員(被扶養者は除きます)も人間ドック利用費用補助の対象になります。なお、75歳以降に新たに又は再び私学に勤務することとなった教職員は対象になりませんので注意してください。
(注釈2)
40歳から74歳までの特定健康診査の対象者である任意継続加入者及び被扶養者は添付書類が必要です。この対象者は、人間ドックの健診結果を特定健康診査の結果データとして取り扱います。そのため補助請求の際は、必ず特定健康診査の「健診結果記入票」又は「人間ドックの検査結果の写し」及び「標準的な質問票」を添付して請求してください。
補助回数 |
年度内1回の補助 |
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補助率 |
利用料金の50% |
補助上限額 |
20,000円 |
人間ドックを実施する健診施設において、感染症対策の観点から、基準検査項目である「呼吸機能検査」及び「結果説明」を取りやめとしている場合については、当分の間、当該検査が未実施であっても補助対象の人間ドックとして取り扱います。
身体計測 |
身長、体重、肥満度(注釈1)、BMI、腹囲 |
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生理 |
血圧測定(原則2回測定値と平均値)、心電図、心拍数(注釈2)、眼底(両眼撮り)、眼圧、視力、聴力(簡易聴力)、呼吸機能(注釈3) |
X線・超音波 |
胸部X線(2方向、胸部CT可)、上部消化管X線(注釈4)、腹部超音波(注釈5) |
生化学 |
総蛋白、アルブミン、クレアチニン、eGFR、尿酸、総コレステロール、HDL-コレステロール、LDL-コレステロール、Non-HDLコレステロ-ル(注釈6)、中性脂肪、総ビリルビン、GOT、GPT、γ-GTP、ALP、血糖(空腹時)、HbA1c |
血液学 |
赤血球、白血球、血色素、ヘマトクリット、MCV、MCH、MCHC、血小板数 |
血清学 |
CRP(定量法)、血液型(ABO,Rh)(注釈7)、HBs抗原(注釈7) |
尿 |
尿一般・沈渣(注釈8) |
便 |
潜血(免疫法で実施、2日法) |
医療面接 |
(注釈9) |
医師診察 |
(注釈10) |
結果説明 |
(注釈11) |
(注釈1)
BMIを実施していれば省略できます。
(注釈2)
心電図を実施していれば省略できます。
(注釈3)
1秒率、%1秒量(対標準1秒量)。当分の間、未実施であっても補助対象とします。
(注釈4)
食道・胃・十二指腸。4ツ切等8枚以上(胃カメラ可)。
(注釈5)
検査対象臓器は肝臓(脾臓を含みます)・胆のう・膵臓・腎臓・腹部大動脈とします。ただし、膵臓検出できないときはその旨を記載してください。
(注釈6)
総コレステロールとHDLコレステロールを両方実施していれば省略できます。
(注釈7)
本人の申し出により省略できます。
(注釈8)
蛋白・尿糖・潜血など。沈渣は、蛋白、潜血反応が陰性であれば省略できます。
(注釈9)
医療職が担ってください(原則、医師・保健師・看護師とします)。問診票(質問票)は、特定健診対象者には特定健診質問票22項目を含んでください。
(注釈10)
胸部聴診、頸部・腹部触診など。診察・説明は、施設の実情を踏まえた効率的な運用を認めます。なお、原則として医師による診察と結果説明は別々に行なってください。
(注釈11)
医師が担ってください。受診勧奨、結果報告書、特定健康診査対象者には情報提供を行なってください。診察・説明は、施設の実情を踏まえた効率的な運用を認めます。なお、原則として医師による診察と結果説明は別々に行なってください。 当分の間、未実施であっても補助対象とします。
上記の検査項目の人間ドックと同時に(同日・同一医療機関)受診した場合、次のような任意追加検査についても補助対象に含まれます。任意追加検査を受けた場合は、すべての項目について内訳の記入を受けてください(一部補助の対象とならない検査もあります)。ただし、補助額は補助上限額の範囲内に限られます。
[例]
(注釈1)
領収証明を受けられない場合は、領収書(原本)を添付してください。
(注釈2)
任意継続加入者は、直接私学事業団に提出してください。補助金は、任意継続申出時の登録口座に送金します。
福祉部保健課
電話:03-3813-5321(代表)