更新:令和 7年06月20日
健康情報ポータルサイト「Pep Up(ペップアップ)」(注釈1)において、第三者による不正アクセスが検知されました。また、私学事業団のPep Upの利用者のうち、3名が不正アクセスの影響を受けた可能性があります。
令和7年6月13日にサービス提供会社の株式会社JMDCより報告を受けたためお知らせします。
本件は、不正なリクエスト(注釈2)をブロックしながら監視を続けている中で、パスワードリスト攻撃(注釈3)と思われる不正なリクエストを断続的に検出し、第三者からの不正が疑われるログインが成功したことを確認したものです。
該当する3名への対応は、株式会社JMDCが強制的にパスワードをリセット(アカウント凍結)するとともに、その旨を本人に連絡しています。また、健診結果等の要配慮個人情報のページへのアクセスやポイントの不正利用は確認されていません。
なお、Pep Upの提供基盤(アプリケーション・サーバー・インフラ等を含みます)への不正アクセスの痕跡は確認されていません。推測しやすいパスワードを設定したアカウントや複数のサービスで同一のパスワードを利用しているアカウントが狙われた可能性があり、ポイントの不正取得を目的としたものであると推測されています。
(注釈1)
30歳以上の加入者(任意継続加入者を含みます)及び被扶養者が利用できるサービスです。
(注釈2)
同一のIPアドレスから短時間に大量のログインを試みることをいいます。
(注釈3)
他社サービスから流出した可能性のあるIDとパスワードの組み合わせリストを用いてログインを試みる攻撃をいいます。
通常Pep Upへのログインは、ID(メールアドレス)とパスワードで行なわれていますが、スマートフォンのGoogle認証システムアプリ(Google Authenticator)を使って、6桁の数字のワンタイムパスワードを使い、2段階で認証を行なう設定ができます。これによりメールアドレスやパスワード流出があっても、セキュリティを強化することができます。
不正ログインが疑われる事象は、いずれも2段階認証機能が未設定の人に起きています。
ご自身の情報を守るためにも、2段階認証機能の活用をお願いします。
なお、今後の対応として、メールによる2段階認証の追加及びログイン時の2段階認証の必須化を予定しています。ただし、メールによる2段階認証は、認証キーが暗号化なしでインターネット上を流通するため、通信経路上で第三者により傍受されるリスクがあり、セキュリティ強度は下がります。私学事業団としてはGoogle認証システムを強く推奨します。
事前準備:スマートフォンにGoogleの認証システムアプリ(Google Authenticator)をインストールする。
(注釈)
上記手順のアプリ等の仕様は、変更になる場合があります。
PCとスマートフォンを併用した手順や、その他の詳細は下記リンクを確認してください。
不正ログイン防止のため、以下の注意点を参考にご自身のパスワードの見直しをお願いします。
株式会社JMDC Pep Upカスタマーサポート
(注釈)
Pep UpのログインIDやパスワードを忘れた場合も、上記Pep Upカスタマーサポートへお問い合わせください。 なお、ログインIDはメールアドレスです。Pep Up事務局から定期的にキャンペーン等の案内が届いているメールアドレスを確認してください。私学事業団及び株式会社JMDCでは、加入者等のパスワード情報は保有していません。パスワードを忘れた場合は、ログイン画面に表示される「パスワードを忘れた場合」の手順に沿って再設定してください。
福祉部保健課
電話:03-3813-5321(代表)