レター 2024年 冬号
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B2TheConcourseof theirds鳥の集会ハビーブ・アッラー《鳥の集会》1600年頃 紙 メトロポリタン美術水館彩、・ニ金ュ・ー銀 ヨー25ク ・画4×像11:・アフ4cmロvol.76ハビーブ・アッラー Habib-Allah(活動期1590‐1610年頃)本図のほかに人物画や馬の図などを優雅な線を駆使して描いたいくつかの細密画が知られており、16世紀末にイスファハーンに遷都したサファヴィー朝ペルシアの君主アッバース1世の宮廷書画院で活躍した。なお細密画に興味を持たれた人には、トルコの作家オルハン・パムクの歴史ミステリー『わたしの名は赤』をお勧めする。舞台は古いにしえのイスタンブールで、ペルシア細密画の絵師の逸話も縦横に語られている。

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