レター 2022年 秋号
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5Information●福祉事業保健事業 特定健診・特定保健指導については、第3期「特定健康診査等実施計画」に基づいて実施し、実施率向上に向けた努力は認められるが、実績と目標との差が大きいことから、学校法人等や加入者及び被扶養者の意識啓発をさらに図るなど、実施率の向上に努めていただきたい。医療事業 2年度に引き続き、東京都からの要請を受け、専門外来を設置し新型コロナウイルス感染患者へ積極的に対応したことは、人的及び物的資源面から病院としての相当な負担感があるにもかかわらず、地域の基幹病院として医療崩壊を招かないための地域への貢献も果たしていることは高く評価できる。 また、引き続き経営改善に努めていただきたい。貯金事業 積立貯金事業において、資金運用の環境が厳しい中、市中の預金利率を上回る貯金利率を維持したこと、並びに積立共済年金事業において、加入者への還元として受託生保各社とも予定利率と同等または上乗せ配当があったことは評価できる。●広報・相談業務ホームページ、広報誌等を活用した事務手続きの周知 「私学共済ブックデジタル版」をホームページに掲載したことは、国が進めるデジタル化の施策を踏まえて進めており評価できる。相談体制の充実 事務担当者研修会などの実施に当たっては、オンライン研修等も併用するなど、既存の方法のみならず様々な方法を検討していただきたい。【業務関係】【財務関係】年金資産の安全かつ効率的な運用・管理 年金資産の運用については、年金積立金ごとに「管理運用の方針」に基づいて、リスク管理は適切に行われている。 今後も安全かつ効率的な管理及び運用に努めていただきたい。【組織及び業務運営関係】業務・システムの最適化 汎用コンピュータのオープン化については、おおむね順調に進捗して本番移行し安定稼働したこと、さらに本番移行に伴って経常費用の削減に取り組んだ結果、初期費用の回収見込年数の削減が図られたことは、高く評価できる。 また、共済業務にかかるITの活用方針に基づいて、具体的な計画が策定できたことは評価できる。個別意見

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