1・2%増2329.8%29.6%26.9%35.8%40%10%20%30%0%10%20%57.6%56.5%57.6%40.9%40.7%平成30年度令和元(2019)年度令和2年度38.1%40.3%39.5%50%60%30%40%※1 参考:一般社団法人日本生活習慣病予防協会「新型コロナウイルス感染拡大の陰で起きている体調変化や生活習慣に関する最新調査」https://seikatsusyukanbyo.com/calendar/2021/010550.php※2 参考:厚生労働省「新型コロナウイルス感染症流行下における生活習慣の変化について」https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000827230.pdf※3 参考:Hospitalization Rates and Characteristics of Patients Hospitalized with Laboratory-Confirmed Coronavirus Disease2019 — COVID-NET, 14 States, March 1–30,2020(最終閲覧日:令和4年9月8日)図5 私学事業団加入者、生活習慣の推移図6 私学事業団加入者、肥満率の推移36.4%36.7%37.6%歩行又は身体活動なし就寝前夕食あり飲酒量睡眠で十分な休養とれず0%健診年度平成30年度令和元(2019)年度令和2年度 外出自粛を含む生活習慣の変化により食生活や飲酒習慣は改善傾向となりましたが、その一方で体重増加が見られ、体調の悪化を感じる人が増加していることから、健やかな生活には「運動習慣」が重要であると判断できます。加入者のコロナ禍における傾向 コロナ禍の健診結果から生活習慣を確認したところ、私学加入者にも同じ傾向が見られました(図5)。 「歩行又は身体活動なし」の割合は、平成30年度から令和元(2019)年度で1.1ポイント減少したにもかかわらず、2年度には元の数値に戻っており、コロナ禍により運動・歩行等の機会が減少したと推測されます。 一方、「就寝前夕食あり」は、平成30年度から令和元(2019)年度とほぼ横ばいでしたが、2年度には2.7ポイント減の26.9%と大幅に減少しています。「飲酒量」も同様に横ばい傾向だったのが2.6ポイント減少している点や、「睡眠で十分な休養とれず」の割合も3.7ポイント減少している点から、外食の自粛、特に飲酒を伴う宴席の自粛などの行動制限によりコロナ禍を乗り越えようとしたと推察されます。増加する加入者の肥満者割合 しかし、肥満率の割合は、対平成30年度比で1.2ポイント増加しています(図6)。 肥満はコロナウイルス重症患者の約半分を占める大きな因子であると、海外の論文(※3)でも紹介されています。 コロナ禍による運動量の減少で体重が増加し、もしコロナウイルスに感染したら高リスクになるという恐ろしいワナにはまってはいけません。健やかな生活のために 私学事業団では生活習慣病予防の取り組みとして、30歳以上の方を対象に「QUPiO Plus(クピオ プラス)」を展開しており、インターネットからログインすることで「おうち de ストレッチ」、「おうち de 筋トレ」等のお役立ちコンテンツも確認できます。 健やかな生活を続けていくため、自分自身の健康状態を日頃から確認し、生活習慣改善に取り組んでいくことを心掛けましょう。
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