特定保健指導対象者に多い生活習慣特定保健指導対象者に多いのは血圧と血糖のリスク「QUPiO (クピオプラス)」を活用しましょうPlus特定保健指導対象者の生活習慣を詳しく確認すると、「20歳の時の体重から10キログラム以上増加している」に該当する人が特に多いことが分かっています。また、「お酒を一合以上飲む」「早食いである」「遅い時間に夕食を摂る」「毎日飲酒をする」「朝食を抜く」に該当する人も同様の傾向があります(図3参照)。 「お酒は毎日飲まず、ほどほどに」「食事は規則正しく摂り、ゆっくりと」を意識し、適正な体重を維持することが大切です。特定保健指導対象者が抱えるリスクを詳しく確認すると、「血圧」と「血糖」のリスクを持つ人が多い傾向がみられます(図4参照)。血圧が高いと血管にかかる圧力が強 0 くなり、血管が傷つきやすくなります。また、血糖値が高いと血管が硬く、もろくなります。このような状態が長く続くと、脳卒中や心筋梗塞、糖尿病といった生活習慣病を発症します。病気が発症すると、通院や入院、場合によっては後遺症など日常生活に制限がかかる恐れがあります。より長く健やかな生活を続けていくためにも特定健診・特定保健指導を活用して、今のうちから生活習慣改善に取り組んでいきましょう。私学事業団では生活習慣病予防の取り組みとして、特定健診の受診者全員に、一人ひとりの健康状態に基づいて作成した健康情報冊子「QUPiO Plus」を配付しています(20ページ参照)。その際、特定保健指導対象者には、「特定保健指導利用券」を同封しています。また、インターネットでも「QUPiO 版を利用できます。皆さんの元気で健やかな老後のためにも、「QUPiO ご活用ください。Plus」WebPlus」をぜひ、23お酒を一合以上飲む遅い時間に夕食を摂る20歳からの体重増(10キログラム以上)早食いである毎日飲酒をする朝食を抜く12.5%■動機付け支援 (生活習慣改善のために自主的な取り組みが行えるようにする支援)■積極的支援 (生活習慣改善のために複数回にわたって継続して行われる支援)27.6%38.5%35.2%46.5%28.1%36.7%21.6%26.4%17.0%72.1%51.3%■特定保健指導対象者ではない人 ■特定保健指導対象者1020304050607080図2 生活習慣病のリスクがある人の割合リスクがない人27.8%図3 特定保健指導対象者の生活習慣の特徴図4 特定保健指導対象者が抱えるリスクの割合血圧血糖脂質リスクがある人50.2%服薬している人22.0%31.0%27.9%15.0%特定保健指導対象者特定保健指導対象者32.7%28.6%ではない人63.3%36.7%34.8%
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